横浜市青葉区で連節バス「タンデムライナー」の運行を開始します!
~公民連携でバス路線の維持・充実に向けた取組を行います~
2024年4月1日(月)実施
2024年03月12日
横浜市と東急バス株式会社(以下「東急バス」)は、横浜市青葉区北西部におけるバス路線の維持・充実に向け、公民連携で取組を進めてまいりました。このたび、令和6年4月1日(月)より東急バス初となる連節バス(車両愛称:タンデムライナー)の運行を開始するとともに、周辺バス路線を再編し、バスネットワークの維持・充実を図ります。
青61系統路線図(令和6年4月1日~)
東急バス青61系統は東急田園都市線の青葉台駅と日本体育大学の横浜・健志台キャンパスを結び、学生や沿線住民の方など大変利用者の多いバス路線です。このたび、当路線へ連節バスを導入し、輸送力を確保しつつ、利便性を維持しながら、運行便数を最適化するとともに、快適でスムーズな輸送サービスの提供を目指します。
令和6年4月1日(月)
運行ルート | 青葉台駅~公園前~日体大 ※ピーク時間帯には急行便を運行予定 |
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運行台数 | 令和6年4月 連節バス3台 ※令和6年10月 連節バス6台を予定 |
運賃 | 大人230(230)円 小児120(115)円 ※( )内はIC運賃 |
運行距離 | 3.1km ※片道約15分 |
乗降方法 | 乗車:前扉から 降車:中扉および後扉から |
連節バスは一般のバスと比べ全長約1.8倍、定員が約1.5倍あり、混雑時の快適性や輸送力を向上させることができます。2つを1つにつなげたという意味の英語「tandem」から、この2車体を連結した車両を「タンデムライナー」と呼称しました。車体カラーは東急田園都市線を走る新型車両2020系をモチーフとしており、青葉台駅での乗り継ぎ利用も多い鉄道との親和性を演出しております。
運行本数の多い路線に連節バスを導入し、輸送力を確保しつつ、運行便数を最適化します。これにより生じる運転手や車両などを他の路線に配分し、青葉区北西部のバスネットワークの維持・充実を図ります。具体的な実施内容は次のとおりです。
①青61系統への連節バス導入
- 連節バスを導入し、輸送力を確保しつつ、運行便数を最適化します。
②青56系統を緑山61・62系統として短絡化、増便し日体大での乗継を伴う路線として維持
- 起点を青葉台駅から日体大に変更し、運行を効率化します。
- 増便し、運行間隔を約40~60分間隔にします。
- 日体大での乗継では、2回目の乗車時に運賃がかからない「乗継割引」を適用します。
(ICカードを利用し、日体大にて緑山61・62系統⇔青61系統を90分以内に乗り継いだ場合に適用となり、同一ICカード1名様のご利用、PASMO・suica のみとなります。) - 日中の運行ルートを変更し、こどもの国駅や商業施設へのアクセス性向上を図ります。
③北西部周辺路線(青55・青118系統)の維持
- 利用者減少や乗務員不足により、今後減便等があり得る路線について、運行本数を維持します。
- 青55系統について、起終点をあかね台から恩田駅に延伸して利便性を向上させます。
(路線再編後の路線図(再編に関連する路線のみ記載))
学校法人日本体育大学にて、日本体育大学横浜・健志台キャンパスの交通広場に、バリアフリー対応の待合施設(冷暖房完備、トイレ併設)を整備しています。(令和6年3月末竣工予定)
待合施設のイメージ図
近年、少子高齢化やコロナ禍によるテレワーク等の生活スタイルの変化により、バスの利用者は減少しています。また、大型二種免許保有者の減少・高齢化により、バス運転士も不足しており、現在のバスネットワークのサービス水準を維持することが困難な状況となっています。
そこで横浜市では、東急バスと連携して、運行効率化とそれにより生じる運転手や車両などの経営資源を配分し、バスネットワークの維持・充実を図る取組を進めています。
東急バスと横浜市の役割分担について
東急バス | 両者が協力して実施 | 横浜市 |
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バス路線の維持・充実及び交通利便性向上に資する ・運行計画の策定 ・バス運行に必要な施設整備 |
・事業計画の策定 ・関係者調整 |
バス事業者が運行効率化を図るうえで必要な ・走行環境整備(道路整備) ・上記に関連する測量、設計 |