運転士、整備士、総合職として新卒入社した社員は、
それぞれの現場で業務経験を積み、
確かな知識とスキルを身につけた先に
さらなるレベルアップと活躍の場を広げる
キャリアプランが用意されています。
キャリア支援
運転士コース(新卒運転士)のキャリアプラン
営業係※1
路線バス運転士
2年以上
職種転換※2
営業所事務員
本社事務員・管理職
営業所管理職
工場車両整備
工場管理職
選抜※2
空港・高速路線運転士、教育担当運転士
- 大型二種免許の取得資格を(通常は普通免許を取得して3年、特例教習を受講する事で1年に短縮)満たすまでの間に、バスの運行に関わる業務を行う係。
- 職種転換・選抜とも不定期に実施。
整備士コース(新卒整備士採用)のキャリアプラン
工場 車両整備
45日点検
法定点検
車検
工場管理職
総合職コース(新卒総合職採用)のキャリアプラン
営業所事務員
本社事務員
本社管理職
営業所管理職



先輩社員のCareer up Story
運転士
原田 勝
路線バスで磨いた技術を生かし、
貸切観光バスへ転向
皆さんの東急バスのイメージは、東京や神奈川の街で見かける路線バスだと思います。私も入社して9年間は営業所で日夜、路線バスの乗務にあたっていました。地域の皆さまの近距離移動の足として欠かせない路線バス運行の職務にはやりがいを感じていましたし、乗務を通じて当社の存在意義を実感できたのは財産です。一方で運転士のキャリアプランとして技術と経験値をもう一段高めたいという思いもありました。それが現在乗務する長距離の貸切の高速路線バスへ転向を決めた理由です。
当社には路線バス以外にも空港連絡バス、高速路線バス、定期観光バスのほか多様な貸切バスがあり、一般的なシルバーと赤ラインの車体とは違うデザイン、形状のバスが運行しています。その中で貸切観光バスは車体が大きく、高度な運転技術が求められます。乗務員も現在十数人と限られており、貴重な任務を与えていただきました。

運転士として、さらなる成長ステージへ
大きな車体を操るには特別な教習が必要です。3ヶ月間みっちりと教わり、車体感覚と運転技術を習得しました。教習に合格し、貸切の高速路線バスに乗務した1年目のこと。私は現地で道を間違え、焦って路地に入ってしまい、何十回も切り返してようやく復帰したことがありました。お客さまから労いの拍手が起こり、事なきを得ましたが運行中はまったく油断できないと痛切に感じました。
高速路線バスの乗務では事前に目的地周辺を下調べしルート設定を行ったり、旅行雑誌に目を通しお客さまへご案内する観光スポットを把握するなど業務に特徴があります。行く先々で地元の方とお話しできるのも魅力の一つだと感じています。高速路線バスの運転士が集まり様々な経験を共有したり、技術面を指摘し合う機会もあります。転向して10年、まだまだ学ぶことは多いです。恵まれた環境を大いに活用して成長を続けたいと思います。
これまでのキャリアとモチベーションの変化

本社事務
小板橋 正
工場員から本社業務の抜擢を受けて、
キャリアチェンジ
もともと整備士として東急バスへ入社しました。営業所の工場でバス車両の整備経験を積み主任として業務にあたっていましたが、15年目にキャリアのターニングポイントがありました。本社事務員の道を打診された時です。過去に本社へ異動された工場員の方がいらっしゃるのは知っていましたが、自身にその役目が回ってくるとは思っていませんでした。自分が対応できる仕事なのか不安はあったものの一つのチャンスと捉えて挑戦しました。
本社業務は、整備現場と違って車両の導入や運用の包括的な仕事です。車両故障が起きた際のメーカーとのやり取り、新車導入時のナンバープレート申請など整備士時代に培った知識と経験が役立ちます。若い頃から整備解説書やメーカーから収集した情報をよくチェックしていたこと、頻繁に外部講習を受けていたのも礎になっています。どのような手続きを踏んでバスが安全に運行しているのか俯瞰して把握できるのは今のポジションだからこそで、やりがいに感じます。

ベトナムのバス網整備に向け、現地で整備士の育成に従事
本社勤務となってからのキャリアで特に勉強になった経験は、ベトナムでの技術支援に携わったことです。東急が注力しているベトナムの都市開発事業の一環で、近距離移動の交通インフラ整備を図るため東急バスが参画し、路線バス事業の現地展開を進めています。私はベトナム人の車両整備士育成のため現地へ赴き、技術を教えるメンバーに任命されました。言葉の壁で思うように伝えられず苦労しましたが、明るく勉強熱心な現地の方の姿に元気をもらい、楽しく指導を行うことができました。現在はベトナムのバス交通網を将来的に支えられるだけの整備士育成が完了し、プロジェクトもほぼ完走間近となっています。
このような大きな事業に関わる機会が得られたのは、東急グループの一員であること、そして当社が積極的に社員にチャンスを与える会社であるからです。意欲と行動力があればキャリアの道が開け、様々な面で活躍できる環境だと思います。
これまでのキャリアとモチベーションの変化

本社事務
夏目 貴也
バスの乗務から運行管理へ、
現場の最前線で力をつける
私は運転士として当社へ入社しました。このホームページは新卒の就活生の皆さんがご覧になると思いますが、私は転職組です。前職はタンクローリーの運転手でした。前職でも衝動のない運転操作にこだわりを持っていましたが、当社のバス運転士になって間もない頃、乗車してきた小学生の男の子が運転席の後ろに座り「バスは酔うからイヤなんだよなぁ」と呟くのが聞こえてきました。降車バス停が近づいた時、「今日は酔わなかったよ」と友だちに話し、降りていく際に元気よく「ありがとうございました!」と言われたのは今も忘れられない思い出です。そんな運転士冥利に尽きる体験もあり、乗務のやりがいも十分あったのですが、私は職種転換の制度を使って営業所事務員へと転向しました。
契機は上司に推薦してもらったことですが、自身、運行管理に興味がありました。さらに言えば東急という大規模企業グループの一翼で管理業務に携われることに憧れもあり、バス事業の最前線でそれに従事できるのは千載一遇のチャンス。この機会を逃さず、しっかりと取り組んで力をつけよう。当時の自分はそう考えていました。

経験に裏打ちされたダイヤ改正のノウハウを、本社でも発揮
営業所事務員の仕事は思いのほか、広範で気力と体力を使いました。日勤では乗務員との面談やダイヤの乱れが生じた際の運行指示、宿泊勤務時は運行管理の責任者として点呼業務を行います。バス停の管理、お客さま対応、運行調査、ターミナルの警戒と屋外業務も多いです。私は18年間、この営業所事務員に従事しましたが、経験を重ねる中でダイヤ改正に係る仕事が主担当となりました。ダイヤの立案、作成、時刻表管理、交番管理、地域イベントの管理、関係各所との対応などです。苦労して作成したダイヤで東急バスが運行していることにやりがいを感じます。
現在は本社で各営業所のダイヤ改正案を取りまとめる業務に就いています。自分の判断が当社事業の損益に影響を与える可能性があることを常に心に留めています。混雑路線の増便や不採算路線の減便も安易な判断は禁物です。背景を熟慮すること。そこには営業所での経験、運転士時代の土地勘も活きます。振り返れば若い頃に考えていた東急グループの会社で主要な事業の管理業務をやりたいという夢が叶いました。まず与えられた職責を全うすること。そして将来のキャリアを思い描き、行動すること。その姿は誰かが見ています。必ず評価され、活躍の場を与えてくれる会社です。
これまでのキャリアとモチベーションの変化
