あなたが輝く仕事のリアル 04
整備士
ここが仕事のリアル
整備の仕事を通じて
地域に貢献できる喜び
営業所で法定点検と自主点検をメインに担当しています。私は入社する前に専門学校で乗用車の整備を学びましたが、バスの整備はまったく違うため応用が効きませんでした。初めて工場に入った時には見たこともない工具が並んでいることや、乗用車と比べて部品が想像以上に大きく重いことに驚きました。先輩方のようにスムーズに作業できるだろうかという不安と、スケールの大きな仕事に携われるという気持ちの昂ぶりが交互に押し寄せたのを覚えています。
師匠(先輩)の指導のもと、ひと通りの技術を身に付けましたが、まだまだ知識も経験も十分とはいえません。だからこそ一つひとつの作業を丁寧に、確実に行うことを心がけています。外したら戻す、緩めたら締めるなど、整備の基本をしっかり守らなければ故障や事故に繋がり、乗車されるお客さまの安全・安心に関わります。
自分が整備したバスが大勢のお客さまを乗せて走り、何事もなく営業所に戻ってくるのを見るのが日々の仕事のやりがいであり喜びです。バスの運行を整備士として支えることにより、地域のお客さまの暮らしに貢献できる。この仕事を選んで本当に良かったと思えるリアルな満足感がそこにあります。

東急バスを志望したリアル
イメージとは違う
ストレスのない職場環境
自動車が好きだったので、整備士になるのは小さい頃からの夢でした。専門学校の授業でバスの整備を体験して、作業の難しさと特殊性に魅力を感じたことからバス業界への就職を志望しました。東急バスは日常の足として普段からよく利用していたため親近感がありました。生まれ育った地域で働き、そこに暮らす人たちのお役に立てることも東急バスを第一希望にした理由です。
入社前は歳の離れた先輩が多いと聞き、職人堅気のような厳しい世界なのかもしれないと覚悟していました。実際には上司も先輩もフレンドリーで皆さんやさしく職場の人間関係でストレスを感じたことは一度もありません。もちろんプロ意識の高い先輩方への敬意と礼儀は必要ですが、私は自然体で接しています。
営業所に整備士として配属された後は、知識と技術の習得に励みました。師匠が作業している様子を観察して真似をし、まだ経験したことのない作業がある時には、積極的に手を挙げて担当するように心がけていたのです。日々の作業で分からないことはそのままにせずに先輩に聞いたり、自分で解説書を見て調べたりすることで着実にレベルアップすることを意識しています。

輝くリアルな将来
初めての出張整備で進むべき道が見えた
先輩たちはバスを整備する過程で出る廃材などを利用して、自分で使いやすいオリジナルの工具を作成しています。そのアイデアは本当にすごくて、新しい工具を見るたびに感動してしまいます。今、私も先輩たちを見習って細い隙間から特殊な部品を取るための工具の自作に挑戦しているところです。
整備の技術に加えて重要なのは、トラブルに対応できる力を養うことです。以前、泊り勤務をしていた時に営業所から車で15分くらいの場所でスイミングスクールのバスのバッテリーが上ってしまい、動かなくなったことがありました。通常はベテランの整備士が担当しますが、上司が信頼して私に任せてくれたのです。嬉しさと同時に緊張感が漲りました。初めての出張修理は工場で作業するのとは勝手が違いましたが、なんとかバスが出る時間に間に合わせることができました。その出来事を経て、どんな状況でも臨機応変に対応できる、頼れる整備士になることが私の目標になりました。経験を積むほど難しい仕事を任され、ハードルは上がっていくでしょう。それは望むところです。逃げたくないし、負けたくない。困難な仕事も必ず乗り切れるだけの整備スキルを磨き、知識を習得して日々の業務の精度を高めたいです。バスに乗車されるお客さまに確かな安全・安心を提供できるために、精進していきます。

one team私の仕事を支える
仲間たち

私(整備士)

足立さん(先輩)
配属されてすぐに師匠として、手取り足取り整備の基礎から教えていただきました。現場で最も頼れる整備士の先輩です。

竹内さん(先輩)
事務員の先輩。歳が近いこともあり、仕事だけでなくプライベートな相談にも乗ってもらっています。

齋藤くん(同期)
よく一緒にご飯を食べに行く仲の良い同期。お互いに、どんなことでも気兼ねなく相談し合える間柄です。
休日は
カスタマイズした愛車で
温泉へドライブ
最近、自動車を買ったので、休日は美味しいものを食べに行ったり、箱根や群馬、長野などの温泉を目的地にドライブを満喫しています。スポーツタイプの車なので、あれこれパーツを付けて自分仕様にカスタマイズするのも楽しみの一つ。オイル交換などの整備を自分の手で行っていると愛着が深まります。職場の先輩と自動車レースを観に行ったのですが、もっと愛車に手をかけたくなりました。あとは自分の年代ではないのですが、ミュージシャンの布袋寅泰さんが在籍していた伝説のロックバンドBOØWYの曲を聴いた時からハマってしまい、ギターでコピー演奏したりします。

