あなたが輝く仕事のリアル 02
運転士
ここが仕事のリアル
お客さまの感謝が
仕事のやりがいと喜び
路線バスの運転士として、営業所管内の全路線を担当しています。神奈川県の乗務がメインです。混雑する都心部に比べると神奈川県内の方が多少走りやすいのですが、駅周辺の商店街は道が狭いうえに、歩行者の急な飛び出しや乱横断に警戒しないといけないため気を緩めず慎重な運転に努めています。
安全運転はもちろんのこと、運転士は東急バスとお客さまとの接点になるため、できるだけ丁寧に接することを心がけています。自分が乗車するお客さま側の立場だとして考えます。運転士に不愛想な対応をされたらいい気はしないと思います。ごあいさつや車内へのアナウンスも、声の出し方ひとつで大きく印象が変わります。忙しくて気が急いている時でも、笑顔を忘れず不快な思いをさせないようにすることが大切です。
私自身も、お客さまからの「いつもありがとう」という感謝の言葉を聞くたびに、運転士という仕事のやりがいと喜びを感じています。よくお客さまからお声がけいただくので、私が所属する営業所の管内は、東急バスに対する好感度や信頼が高いのかもしれません。先輩方が築いてきたものを守り、引き継いでいくのも自分たちの役割だと思っています。

東急バスを志望したリアル
楽しげに働く父の姿が
バス会社への志望動機
父が路線バスの運転士をしていたこともあり、小さい頃からバスはとても身近な乗り物でした。父は朝早くから夜遅くまで、いつも楽しそうに働いていて、同じ会社の仲間たちと休日にバーベキューをするなど家族ぐるみの交流をしていました。笑顔で語り合う父たちを見ながら、いつか自分もバス会社で働きたい。そう思っていました。
就職活動では、いくつかのバス会社を候補にしていました。東急バスを第一志望にしたのは、インターンシップや会社説明会に参加した時に、人事や先輩社員の方々が優しく親身に対応してくださったからです。他のどこよりも良い印象を受けました。当時は東急バスが新卒採用を始めて4期目ということもあり、歳の近い若手社員が多い職場なら働きやすそうだと思ったことも入社の決め手になりました。
入社後半年間は事務のアシスタント業務に就いて、養成制度を利用して教習所で大型二種免許を取得しました。営業所に配属後、初めてお客さまをお乗せしてハンドルを握った時の緊張は今でも忘れられません。運転士として一歩踏み出したリアルを感じた瞬間でした。

輝くリアルな将来
アクシデントにより安全の大切さを再認識
東急バスに就職することを父に伝えたら、「バスの運転士は責任の重い仕事。ドアの操作を間違えただけでも、お客さまにケガをさせてしまうかもしれない。簡単に考えているなら、やめた方がいい」と言われました。運転士になってから、絶対に事故は起こさないように十分注意していましたが、1年ほど前に急に飛び出してきた歩行者に車体が接触してしまったのです。幸いケガもなく大事には至りませんでしたが、乗車されていたお客さまには一本後のバスに乗り換えていただくなど、大変なご迷惑をかけてしまいました。この事故は、自分のどこかに油断や慢心があったのかもしれないと深く反省するきっかけになりました。それからは、以前にも増して周辺状況に気を配り、慎重に運転しています。当たり前のように無事故で最終の乗務を終えて入庫することの大切さとありがたさを痛感した出来事です。
私は、体験に基づく安全への想いを職場の仲間たちと共有しながら、営業所を盛り立てていきたいと考えています。確かな安全・安心のもとに、お客さまに親切丁寧に接遇することにより、一人でも多くの東急バスのファンを増やしていく。それが私の目標です。

one team私の仕事を支える
仲間たち

私(運転士)

醍醐さん(先輩)
温和で優しい2児の父親。仕事に関する相談だけでなく、育児の悩みも親身になって聞いてもらえます。

大橋さん(後輩)
女性運転士を代表するアイドル的存在。常に笑顔を絶やさず、愛嬌があって周りをなごませてくれる後輩。

渡部さん(先輩)
いつも気にかけてくれて、悩んだり迷ったりしていると、的確なアドバイスをしてくれる頼れる先輩です。
子どもの送迎と
掃除洗濯の楽しさに
ハマり中
幼稚園のお迎えをして帰る途中で、公園に寄って遊び足りない子どもの友だちと一緒に過ごすのが日課になっています。掃除と洗濯をするのが好きなので、家でも率先してやっています。汚れた洗濯物がきれいになり、パリッと干せた時に感じる穏やかな気持ちは最高の癒しです。勤務時間の都合で干すまではできますが、取り込みができないのが少々残念。でも妻に感謝してもらえて気分もいいです。休日は多摩川の河原へ家族とピクニックに行ったり、早起きして録画しておいたドラマを見たりして過ごします。
