あなたが輝く仕事のリアル 01
運転士
ここが仕事のリアル
運行状況をお知らせして
お客さまのストレスを軽減
運転士として営業所管内で5つの路線の乗務を担当しています。最近になって任された路線は、それまで担当してきた路線よりも利用するお客さまが多く、駅の周辺は道が激しく混雑するため慎重に運転しています。特に注意しなければならないのは自転車です。周囲の状況をあまり確認せずに運転される人が結構多いのでだいぶ神経を使いますね。バスは自転車とも適正な車間距離を保つ必要があって、道幅が狭いと追い越すことができません。前を塞がれると後ろをついていくしかないので、焦らずに安全第一に努めています。
心がけているのは、できるだけお客さまに気持ちよく乗車していただくことです。バスの移動時間が心地よかったと思ってもらえたら最高です。乗車時には「ありがとうございます」と笑顔でお迎えします。運行状況がわからないとお客さまがストレスを感じるので道が混雑して遅れそうな時は「次のバス停への到着が少々遅れます」とアナウンスします。車内が汚れていたら乗務の合間にきれいにしておきます。こうしたほんのちょっとの心遣いで、お客さまのご乗車中に受ける印象が変わるので十分意識して取り組んでいます。

東急バスを志望したリアル
好きなことの延長にあった仕事が
バスの運転士
大学4年になっても自分のやりたいことが見つからなかったので、就職活動では業界も職種も絞り込めないまま、悩んだり迷ったりの繰り返しでした。これではいけないと思い、トレンドや周囲の動向を気にせずに自分の好きなこと、得意なことを活かして働こうという原点に立ち戻ったのです。私は車を運転するのが大好きで、コンビニや電車の車内販売などアルバイトで経験した接客業にも興味がありました。その延長線上にあったのがバスの運転士です。公共交通機関として大勢の人々の移動を支え、地域社会に貢献できることにも魅力を感じました。
東急バスを志望したのは、東急グループに良いイメージを持っていたからです。説明会に参加してバスを利用するお客さまが多いことや、福利厚生が充実していることを知り、入社を決めました。
入社後1年間は営業所のアシスタントとしてリムジンバスの案内所での定期券販売や事務などに従事。大型免許を取得して教育センターで研修を受けた後、さらに営業所の教習を経て、運転士としてスタートしました。

輝くリアルな将来
さまざまな経験を積んで後輩たちのお手本に
入社前に女性があまり多くない職場であることは気になりませんでした。配属された営業所は自分が思っていたよりも女性が多くてむしろ驚いたほどです。仕事において女性であることのハンディキャップは感じません。若い女性の運転士はまだ数が少ないので、いつも決まった時間に乗車するお客さまには、すぐに顔を覚えてもらえます。乗降するお客さまから「ありがとう」など感謝の言葉をかけていただくことが、地域に暮らす人々のお役に立てていることを実感し、日々の仕事のモチベーションを高める原動力になっています。
これから運転士としての技術を高めるために色々な路線を走ってみたいと考えています。今は神奈川県内が多いので、もっと都内の路線も経験してみたい。その後に次の目標が見えてくると思います。
あまり女性だからと特別扱いはされたくないタイプですが、洗面所の改修など女性が働きやすい環境の整備が進んでいるのは嬉しいです。生理休暇も取得できますし、男女問わず手厚い福利厚生や各種の補助制度を活用できるのは、東急バスの利点だと思います。まだ未熟な点が多いですが、これから入社してくる女性運転士の皆さんのお手本になれるように頑張ります。

one team私の仕事を支える
仲間たち

私(運転士)

森山さん(運転士)
何でも相談できる女性運転士の大先輩。プライベートでもお付き合いさせていただいています。

興田さん(整備士)
バスに何かトラブルがあるとすぐに直してくれる頼りになる整備士さん。明るく気さくでよくお喋りします。

中島さん(先輩)
よく話す事務員の先輩。長年運転士を務めて運行管理者になった方なので、的確なアドバイスをしてくださいます。
運転が大好きなので
秋田や金沢へ
長距離ドライブ
プライベートでもドライブが大好きです。マイカーで友人と遠出し、温泉やカフェ巡りを楽しみます。寄り道が自由にできるのが気ままなドライブのいいところ。昨年秋に金沢の帰りに寄った黒部ダムで見た紅葉の美しさが忘れられません。高速を使わずに下道だけを走るのも面白いですね。例えば私の好きな栃木の那須までだと4時間くらいかかりますが、高速からは見られない景色や街並みを発見できて楽しいです。長い時間走った達成感もありますね。ドライブに行かない日は気が済むまで寝ているので、メリハリのあるオフの過ごせていると思います。

