運転士

career challenge 01

乗車されるお客さまの安全と快適を守るため緊張を絶やさず走る。

仕事における心がけ

多くのお客さまの生命を
預かって走る責任

小さい頃から憧れていたバスの運転士になって23年以上経ちました。
運転士になったばかりの頃と今では、自分の中でお客さまを運ぶ責任に対する意識が大きく変わっています。前職はトラックの運転手として、荷物を運んでいました。それがどれほど大切な荷物であっても、多くのお客さまの生命を預かるバス運転士の責任とは比べようがありません。
どんなに経験を重ねてベテランとしての技量を身につけても、慣れて注意力が散漫になったり、緊張感を失ったりしてはいけないという意識が芽生えました。油断は安全の大敵だからです。後輩たちにも運転技術だけでなく、日常的なコミュニケーションの中で、そうした心構えを伝えられるように配慮しています。

印象に残るエピソード

お客さまが拍手してくださった
一番大事な仕事

バスには、お年寄りや身体の不自由な方など、様々なお客さまが乗車します。バスの車内で唯一の乗務員として、そうしたお客さまをサポートするのも私たち運転士の重要な仕事です。
以前、田園調布から渋谷に向かうバスを運転していた時に、片道で車椅子のお客さまが2人続けて乗車したことがありました。2人とも別々のバス停で乗り降りされたのですが、これはかなり珍しいケースです。車椅子のお客さまが乗降する際には運転席を離れなければならず、状況に合わせた的確な判断と動作が必要になります。私は研修や実際の業務で何度も経験していたので、いつも通り慌てずにスムーズに対応することができました。車椅子のお客さまからの感謝も嬉しかったのですが、驚いたのは私の対応を見ていたご夫婦が拍手をしてくださったことです。これは私にとっても初めてのことで、忘れられない経験になりました。
声や態度に出さなくても、お客さまは運転士の行動を観察されています。安全はもちろん、社内を心地よい空間にするのも、運転士の大切な役割です。

次のチャレンジ

ますます重要が高まるバスにおいて、変わらない安心を届けたい

転職する時に東急バスを志望したのは、休日をしっかり取れ、福利厚生が充実しているからです。特に医療費については、1か月の医療費が3,000円を超えた場合、超過分は払い戻されるため、とても助かっています。旅行などのレジャーを楽しむ際にも援助してもらえる制度があることも魅力です。トラック運転手と違い、勤務がシフト制で働く時間がはっきり決まっているので、プライベートも充実しています。
東急バスの路線は利用するお客さまが多いと聞いていたことも志望した理由の一つです。東日本大震災の後に自転車通勤する方が増えたことや、コロナ禍の影響によりリモートワークで通勤しない働き方が定着したことからお客さまは少し減りました。しかし、これから高齢者の方が増えるにつれて、公共交通としてのバスの重要性は高まっていくと思っています。
バスの運転士は不愛想だという方もいらっしゃいますが、そうしたイメージを払拭するためにも安全で快適な運行に力を尽くしたいと思います。

career
step

why

東急バス?

小さい頃から憧れていたバスの運転士という職業

叔父と祖父がバスの運転士だったので、小さい頃からバスの運転士は憧れの職業でした。父が建設業界で働いていたことから、高校卒業後は建築の専門学校へ進学。建設会社に就職して現場監督の仕事に就きましたが、どうしてもバスの運転士になりたいという夢が忘れられませんでした。

1年目

建設会社に就職し、現場監督として社会人デビュー

建築系の専門学校を卒業して建設会社へ就職。現場監督として工事現場を管理する仕事を1年間続けました。

3年目

転職してトラックの運転手として運送業務を経験する

バスの運転士へのステップとして、運送会社に転職してトラックの運転手を経験しました。

4年目

バス運転士になる夢を実現して、業務の実績を積む

東急トランセ(※東急バス統合前)に入社して、バスの運転士になる夢を実現しました。経験と実績を積んだ後に、東急バスへ転籍しました。

time
table

5:10
出勤・アルコールチェック
5:20
運行前点検
5:30
社内清掃
5:50
点呼
6:00
乗務
12:30
終業報告

早朝から昼にかけての勤務のタイムテーブルです。睡眠不足での運転は絶対に許されないので、業務時間に合わせてしっかり睡眠をとるようにしています。1日のうちで一番混雑する通勤時間帯なので、安全はもちろん定刻通りに運行できるように心がけています。

one team私の仕事を支える
仲間たち

東急バスに入社して23年。同期から先輩後輩まで、公私ともに仲の良い仲間に囲まれて楽しく仕事ができています。

私(運転士)

櫻本さん(同僚)

ずっと同じ営業所で過ごしてきた、家族ぐるみで付き合っている3歳下の同僚。

越山さん(同僚)

この年齢になっても同期入社は特別な存在では気のおけない仲間。家族の親睦もある。

山口リーダー(先輩)

仕事の悩みや困りごとを相談できる、最も頼りになる先輩にして支部長。

off time 趣味はバイク整備。
エクササイズ&サウナで
リフレッシュ

2人の子どもたちが大学生と高校生になり親離れしたので、余暇はバイクの整備など自分の趣味を楽しんいます。運動不足の解消を兼ねて、サイクリングや会社のイベントへの参加、フットサル部の活動で汗を流しています。体を動かした後に、サウナで身体と気持ちをリフレッシュするのも楽しみです。