春日神社 「薬師前」下車 徒歩2分
宮内の鎮守である春日神社は、藤原五摂家の1つ九条家の氏神である奈良の春日大社の祭神を分祀し、創建されました。
境内のシラカシ、ムクノキなど20メートルを超す高木が、参詣者を迎え入れてくれます。木々のしげる本殿裏手にも、古墳の石室や勾玉が発見されており、この地が古代より信仰を集めていたことがうかがわれます。室町時代から伝わる「鰐口(わにぐち)」※1 は、神奈川県の重要文化財となっています(現在は、川崎市市民ミュージアムに所蔵)。
周辺は隣接する常楽寺とともに、「春日の森」といわれ、市街地に残る貴重な森として、県の天然記念物に指定されています。
※1 軒先に吊るし布縄で打ち鳴らす青銅器