東急バス インフォメーション&沿線ガイド【TOKYUBUS GUIDE MAP】

バス停名の由来を巡る旅 自然と神さまに守られた土地「宮内」

再開発により新しい町並みに生まれ変わった武蔵小杉駅。そこからバスに揺られて10分ほど、府中街道沿いにある「宮内」停留所。なにやら神々しい印象を受ける名称です。その名称は、どのような由来や意味をもっているのでしょうか。

1丁目から4丁目まである宮内は、多摩川の流れによってできたデルタ地帯の一角で、古くから畑や水田が作られてきた土地です。この地には、平安時代からつづく「春日神社」や「常楽寺」があり、「宮内」という名には“神社や寺に囲まれた土地”という意味があるようです。ただ、この地には、さらに興味深い由来が伝承されています。

今から1200年ほど前、この地を干ばつが襲ったときのお話です。雨乞い祈願のため、朝廷から派遣された宮内郷藤原朝臣が神社で雨乞いの神事を行いました。すると、雨への切実な祈りが天に通じたのか、干ばつがすぐにおさまったのだとか。このことから、土地の名を官職名の「宮内」に変えたということです。

水不足は、今も昔も大問題ですが、川崎市の「宮内」という地名には、自然に寄り添って暮らしてきた人びとの思いが込められているのかもしれませんね。

春日神社 「薬師前」下車 徒歩2分

宮内の鎮守である春日神社は、藤原五摂家の1つ九条家の氏神である奈良の春日大社の祭神を分祀し、創建されました。

境内のシラカシ、ムクノキなど20メートルを超す高木が、参詣者を迎え入れてくれます。木々のしげる本殿裏手にも、古墳の石室や勾玉が発見されており、この地が古代より信仰を集めていたことがうかがわれます。室町時代から伝わる「鰐口(わにぐち)」※1 は、神奈川県の重要文化財となっています(現在は、川崎市市民ミュージアムに所蔵)。

周辺は隣接する常楽寺とともに、「春日の森」といわれ、市街地に残る貴重な森として、県の天然記念物に指定されています。

※1 軒先に吊るし布縄で打ち鳴らす青銅器

立ち寄りスポット

  • 等々力緑地

    「市営等々力グランド入口」下車

    川崎市を代表する総合公園。サッカー場などの各種運動施設はもとより、自然と触れ合えるスポットも充実。釣り人で賑わう「釣池」をはじめ、アスレッチックが楽しめる「ふるさとの森」、季節の花々に彩られた「四季園」などがあり、子どもから大人まで1日楽しめる。

    ■お問い合わせ:044-788-2311(中原区役所道路公園センター)
    川崎市中原区等々力1-1

  • 常楽寺( まんが寺)

    「薬師前」下車

    昭和43年の本堂解体修理の際、当時の人気漫画家たちがふすまや壁にまんがを奉納したことから、「まんが寺」の愛称で親しまれるようになった。400名を超える作家による歴史世相をユーモアたっぷりに描いた2,000点にもおよぶ作品は見応え十分。広々とした境内には、まんが制作の筆を供養する、まんが筆塚も。本堂入館には事前予約が必要。

    ■お問い合わせ:044-766-5068
    川崎市中原区宮内4-12-14 境内は自由(無料)。本堂内は事前に要連絡

TOKYUBUS GUIDE MAPのサイトを、正常かつ快適にご利用いただくために、以下をブラウザ推奨環境としています。

【Windowsをご利用の場合】
  • Internet Explorer 9.0以降
  • Firefox 最新版
  • Google Chrome 最新版
【Macintoshをご利用の場合】
  • Firefox 最新版
  • Google Chrome 最新版
  • Safari 最新版

上記の環境以外では、全て動作しないことはありませんが「画面表示が崩れる」「ボタンが押せない」などが起こる可能性があります。
ご利用いただいているブラウザの種類・バージョンをご確認いただき、推奨環境でのご利用をお願いします。