東急バス 30周年記念誌 更新版
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9キャンペーンの実施と折込広告の配布 3月11日に発生した東日本大震災の影響を鑑み、キャンペーンの実施を控えていたが、社会情勢が徐々に落ち着いてきたことから、6月から再開した。 6月1日からキャッチコピー「人に、街に、ありがとう」および新たに誕生したマスコットキャラクター「ノッテちゃん」を用いた車内ポスターの掲出、胸章ワッペンの着用、名刺シールの使用などを開始した。 続いて6月12日には、裏面に路線図を掲載し、バスのご利用喚起を図った20周年キャンペーン告知広告を、東京・神奈川の沿線エリアにて、読売・朝日・日本経済の各新聞への折込の形で約85万部配布した。公式ガイド本「東急バス・東急トランセで出かける沿線散歩」発売  8月、(株)人文社より、初の公式沿線ガイド本「東急バス・東急トランセで出かける沿線ガイド」を発売した。 沿線の名所やグルメスポットの紹介「東急バス一日乗車券」を使った乗り継ぎの旅や各営業所の従業員がおすすめする散歩路線ベスト12などの記事を中心に構成され、沿線の書店・東急線の駅売店・ネット通販サイトを通じて販売した。 また、創立20周年の記念品として、全従業員に配布がなされた。グッズ制作 9月から10月にかけ、東急バス創立20周年を記念した各種バスグッズが発売され、各種イベントにて好評を得て、一部商品はすぐに完売となった。なお、売上の一部を、東日本大震災義損金として寄付した。20周年記念誌の発行  10月、(株)ぽると出版の協力により「東急バス創立20周年.東急バス・東急トランセ.これまでの歩み」と題した記念誌を発行した。 2002年に発行した「東急バス10年の歩み」の続刊となる本誌は、総務課を事務局として社内各部署からの寄稿と所蔵写真を中心にまとめられ、創立20周年の記20周年記念誌「東急バスファン感謝祭」の実施  10月29日、新羽営業所にて当社初の営業所敷地公開イベント「東急バス感謝祭」を実施した。車両8台を用いた展示・撮影会、記念グッズ販売の他、来場者をたまプラーザ駅・日吉駅までお送りする「試乗会」や、「20周年記念塗装車」のうち一般路線車4台を、【新羽営業所庚申堀】を経由する【綱71】系統(綱島駅~勝田折返所)に特別に投入し運行するなど、10時35分(11時からの予定を早めた)から16時までの間に1,800名の来場者があった。運営スタッフについては、現業・本社各部署から約60名が参加した。バス体験教室の実施  地域在住のお子さまを対象として、バスを身近に感じていただきながら、交通安全意識の向上を図ることを目的とした「バス体験教室~親子で学ぶバスの秘密~」を、11月23日に弦巻営業所にて、11月26日に青葉台営業所にて実施した。 運転席体験や工場体験、車いす体験や洗車機体験の他「安全運転訓練車」の試乗など、普段は体験できない当社ならではの企画を用意し、各日とも15組30名の親子連れが参加。「東急バス感謝祭」とあわせ、これ以降現在に至る、各種お客さま向けイベントで行われる各種企画の元となった。多くの来場者でにぎわった念品として、全従業員に配布がなされた。なお、一般向けの頒布はされていないが、国立国会図書館をはじめ、沿線の公立図書館や各地の交通関係・社史関係の図書館に寄贈した。COLUMN  東急バス創立20周年を機に、会社を支える重要なステークホルダーである「お客さま」「従業員」「株主」への感謝の意を形にするため、「地域社会・お客さまとの関係強化」「企業イメージ・認知度の向上」「従業員の経営参画意識の醸成」を目的として各種行事などが実施された。 まず、2010年8月に全社員より「サービス」「PR」「イベント」などのアイデアを募集、654名から1,027件の応募があった。その応募内容を参考に、企画課を中心として総合事務局を設置し、2011年度の1年間に実施する、20周年の記念となる内容を決定した。東急バス創立 20周年記念行事の開催

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