東急バス 30周年記念誌 更新版
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57 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、バス車内においてもお客さまおよび従業員の感染リスクを軽減し、安全・安心な車内空間の確保をするため、諸対応を実施している。運用の整理と周知 マスク着用、罹患者、濃厚接触者が発生した場合の対応について運用整理と周知を行った。2020年1月28日  任意での乗務中マスク着用を許可。2020年1月31日  全従業員にマスクを配布し、就業中の原則着用を指示。   マスクの配布 累計135万枚のマスクの配布をした(全従業員に10回)。かねてから、新型インフルエンザ対策のため、全従業員の6カ月分のマスクを在庫として保管していたため、今回の新型コロナウイルス感染症の予防に大いに役立った。運転席側面遮蔽パネルの設置 運転席と通路を透明アクリル板で仕切り、飛沫感染を防止するとともに満員時または第三者の暴力からの運転席の防護を目的とする。運転席背面遮蔽カバーの設置 飛沫感染防止のため、運転席と後部客席の間のHポール周りのすき間を仕切るビニールカバーを設置した。車内抗菌コーティングの実施  活性ウイルスの残留を防ぐため、菌やウイルスを不活性化させる「無光触媒(光がなくても効果を発揮する触媒=SKYBE-783)」で、車内全体をコーティングした。【概要】形 状  無色無臭透明の液体特 長  光の有無に関わらず効果を発揮する触媒が基材に密     着することにより、空気中の浮遊菌等を吸着し不活     性化させる。効 果  抗菌、消臭、防汚、防カビ持続期間 約5年 実施後、定期的にサンプル菌数測定を行い、効果を確認し、必要に応じて追加施工し、効果の維持をしていくものとする。車内をコーティング無光触媒とミストガン手指消毒アルコールの供給  手指消毒アルコールについて、供給元を増やし切れ目なく供給できる体制を整えた。 サーマルカメラの設置 本社、営業所、教育センターにサーマルカメラを設置した。出勤時に体温を確認する体制を整えた。 新型コロナワクチンの職域接種  2021年6月21日から10月29日まで、新型コロナワクチンの職域接種を東急病院健康診断プラザにて実施。従業員とその家族をあわせて1,678名(従業員1,333名、家族345名)が接種した。 2022年2月28日から3回目の職域接種を実施している。アクリル板を設置テスターで菌数測定を実施し、効果を確認防疫関連の取り組み バス車両の対応について

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