東急バス 30周年記念誌 更新版
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55シエル品川中延 2020年12月に荏原営業所隣接地および当該土地に建設された建物(ウィークリーマンション)を取得した。暫定利用として、建物リニューアル工事を行った上で、学生向けマンションとして生まれ変わることとなった。 建物は地上5階建てとなっており、1階はテナントとしてコンビニエンスストアに加えコインランドリーを誘致、2~5階は1R住戸を34戸設定し、2021年3月より入居を開始し、高稼動物件となっている。 今回のような中古物件リニューアルは当社初の試みとなった。 不動産賃貸事業においては、賃貸マンション建設以外にも当社保有資産の優良資産への入れ替えを行い、東京急行電鉄と協働で以下のオフィスビルについても取得を行った。イースト渋谷ビル(2011年8月取得) 2010年、世田谷区瀬田二丁目所在の土地(瀬田慎独寮跡地)、世田谷区砧六丁目所在の土地(祖師ヶ谷折返所跡地)を売却し、2011年8月にすでに稼働している渋谷区渋谷三丁目所在の「イースト渋谷ビル」(鉄骨鉄筋コンクリート造9階建て)を東京急行電鉄と共同で取得した。渋谷住友信託ビル(2012年3月取得) 2011年、川崎市中原区小杉御殿町二丁目所在の土地(川崎営業所および同第二車庫跡地)を売却し、2012年3月にすでに稼働している渋谷区神南一丁目所在の「渋谷住友信託ビル」(鉄骨鉄筋コンクリート造地上9階地下2階建て)を東京急行電鉄および東急ジオックス(株)と共同で取得した。世田谷ビジネススクエア(2013年9月取得) 2013年、大橋地区第二種市街地再開発事業において、大橋営業所および大橋東急ビル(旧本社ビル)と引き換えに取得した「クロスエアタワー」の権利床のうち、住宅部分については同年3月に売却し、同年9月にすでに稼働している世田谷区用賀四丁目所在の「世田谷ビジネススクエア」(鉄骨鉄筋コンクリート造地上28階地下2階建て)をグループ会社のエヌ・ティー・プロパティーズ(株)およびCTリアルティ(有)と共同で取得した。 直近10年間での不動産賃貸事業の発展については上記のとおりである。東京急行電鉄からの分社以降、当社の本業であるバス事業の下支えをすべく、安定的な営業利益を生みだしている状況にある。賃貸オフィスビル

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