東急バス 30周年記念誌 更新版
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46車内外の状況を常時記録するドライブレコーダーと、運転データから乗務員個々の運転特性を把握することのできるデジタルタコグラフ(デジタコ)を、一体型機に代替した。それぞれのデータを一元的に把握することが可能となり、事故の原因究明や接遇向上だけでなく、客観的視点による安全教育の質的向上に活用している。 乗務員の視線を可視化する機器であり、教育センターの研修にて使用される教育訓練車に搭載されているものに加え、営業所の日々の教育にも活用できるよう、「可搬型」のアイマークレコーダーを導入した。  これにより、多様な車種や状況下で使用が可能になり、頻度も増えることから、乗務員一人ひとりが自身に向き合う機会が増え、癖や傾向を踏まえた、より安全な運転動作につなげることができる。フロントバンパーに設置したセンサーから超音波を発信し、障害物などを感知すると運転席のインジケーターにLEDが点灯する。また、音により乗務員に危険を通知する「超音波ソナー」を導入している。これにより、見落としなどのヒューマンエラーの削減や事故の軽減を図っている。乗務員と車両に装着した小型センサーとGPSにより、運転傾向を計測する「運転技能評価システム」を導入している。高速路線や観光貸切バスをはじめ、車両や走行環境など、実態に即したきめ細かな教育を展開することができ、教育センターでの活用の他、各営業所での乗務員教育に活用している。教育訓練車搭載のキャップ型アイマークレコーダーフロントバンパーに設置されたセンサー部乗務員装着センサー.頭部カメラの死角を最小限とするため、車内外7つのカメラを設置。ドライブレコーダー映像とデジタコデータによる運転データを一元的に閲覧することができる。新型ドライブレコーダー本体メガネ型の可搬型アイマークレコーダー運転席脇に設置されたインジケーター乗務員装着センサー.脚部事業の変遷 ー2011年~2021年 事業・テーマごとの振り返りー事故防止への取り組みドライブレコーダー 一体型デジタルタコグラフの導入可搬型アイマークレコーダー(視線計測装置)の活用超音波ソナーの導入運転技能評価システム(objet GV)の導入

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