東急バス 30周年記念誌 更新版
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41●経営トップをはじめ、全ての社員の心と身体の健康増進に向けた取り組みを推進し、社是である「ヒューマンに行こう」の実現のため、明るく働く事の出来る職場環境づくりに努めることを、ここに宣言します。●健康で長く働き続けられる会社として、従業員一人ひとりの幸福と企業としての持続的成長が実現・達成出来る様「健康経営」に取り組みます。脳疾患検査(毎年700名程度受診)・2010年から一部の乗務員に対して実施。・2016年から全乗務員に対象を拡大。・2018年から5年に1度の検査頻度を更3年に一度へ変更。・2019年から一部の事務員・工場員へと対象を拡大。健康宣言 2019年4月1日制定●「安全」と「安心」は当社事業の根幹であり、お客さまが当社にお寄せくださる「信頼」の源泉です。その根幹を担う従業員の健康づくりを推進し「安全」「安心」な輸送サービスの提供に努めることを宣言いたします。健康管理システム 健康管理システムの構築により、健康情報を一元化することで、本社部門・現業営業所の管理職が、最新の健康関連情報を包括的にいつでも把握できるようにしている、特にお客さまの生命を預かる乗務員の各種健康管理情報をシームレスに閲覧し確認することで、健康に起因する事故を未然に防いでいる。 産業医および保健師業務では、システム管理情報(検査、疾病、面談)についてトップ画面で総合的に把握でき、気になる疾病や検査結果の詳細を閲覧する時は、各疾病などを管理している個別画面に遷移し確認することができる。散在していた情報を探す作業負担や、情報の見落としをなくすことができた。定期健康診断(年2回) 健康診断は、当社の親会社である東急㈱の企業立病院である東急病院(健康管理センター)にて実施している。健診結果に基づき、産業医による就業上の措置に関する面談、保健師による管理、健康指導を行っている。スクリーニング検査の実施 バスの運転に大きな影響を与える疾患を予防するため、国のマニュアル・ガイドライン※に則りスクリーニング検査を実施している。 ※国土交通省自動車局「事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル」等目的・ 従業員の生産性向上とそれによる企業全体の生産性向上に東急(株)による健康経営推進賞を受賞  東急グループのさらなる健康経営の推進と社員の健康意識向上を目的に、優れた健康経営、従業員の健康管理における取り組みを表彰する「健康経営推進賞」において、「健康管理システムの構築」が2018年度奨励賞を受賞した。健康経営優良法人2021 従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する取り組みが優良であると認められた事業者を認定する、経済産業省主管の表彰制度である。 2018年度から選考への応募を開始。参加者の増加により、今回から「健康経営優良法人(ホワイト500)」の下に「健康経営優良法人」が新設され、近隣同業他社の中では初めて「健康経営優良法人2021」の認定を受けた。努めます ⇒心身ともに健康であることが良い仕事につながり、当社でいえば安全運行につながります。・ 健康増進による休業者減少と経費削減について ⇒フィジカル、メンタルの両面でやむを得ず休業や働き方に制約(残業所定外、宿泊などできない)のある従業員がいることは事実で、本人の持つ力を十分に発揮できない状況は、本人、会社、共に幸せではありません。これを解消することが重要だと考えます。・ リスクマネジメント(事故・不祥事の予防、労働災害の防止)心臓疾患検査(毎年200~250名程度受診)・2010年から5年に一度程度、健康診断結果による一定条件 の乗務員に対して実施。睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査(毎年700~800名程度受診)・2009年までは高速路線や貸切を担当する乗務員に限定。・2010年から対象者を適性診断において「SASの恐れが非常に 高い」と判定された者を含むように拡大。・2015年から全従業員へ対象を拡大。・2018年から5年に一度から3年に一度へ変更。健康管理への取り組み健康宣言の制定 

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