東急バス 30周年記念誌 更新版
15/84

15【路線バス 開業・運行開始、系統新設、見直し】2014年 9月.「KAZE.SHUTTLE」暫定開業.2014年12月.「KAZE.SHUTTLE」本格運行開始 2路線2系統 2016年 3月.新都市中心部に位置する商業施設「hikari」バスターミナル.を中心としたシャトル輸送の見直しとフィーダー系統路線...の新設により、6路線8系統へ拡大2018年 6月.シャトル路線全便をビンズン省行政センターへ乗り入れ..2018年12月.営業所移転を見据えた大規模な路線の見直しと社会住宅へ..2019年 1月.トゥーヤモット市街(旧市街)から新都市へ本社兼営業所..2019年 4月.ビンズン新都市とベンカット県を結ぶ新路線開業により、..ビンズン新都市を走る「KAZE.SHUTTLE」路線バスの運行 2014年9月のビンズン新都市とトゥーヤモット市(旧市街)を結ぶ路線「KAZE.SHUTTLE」の暫定開業を皮切りに、同年12月にはダイヤ改正を含め2路線2系統で本格運行を開始。安全運行の徹底やバス停に掲出した運行時刻表に基づく定時運行、清潔で快適な車両の導入、丁寧な接客やご案内など、日本のノウハウを生かした新たな交通システムとして整備を図り、交通渋滞が深刻化するバイク中心社会から公共交通機関への転換(モーダルシフト)を目指した。 「KAZE.SHUTTLE」では、環境に優しい圧縮天然ガス(CNG)車両や、ご高齢のお客さまや小さなお子さまにも乗り降りしやすいワンステップバスを積極的に導入。エアコンやフリーwi-fiを完備した便利で快適な乗車空間を実現している。開始の路線延伸を移転.6路線11系統に拡大チャーター(貸切)バスの運行 路線バスの他にも、大規模ショッピングセンターを無料で結ぶチャーターバスや、ビンズン新都市内のレストランを周回するチャーターバス、現地で事業を展開する日系企業の従業員輸送など、新都市で暮らす人々の生活を支えるさまざまなチャーターバスを運行している。バス利便性向上施策など ベカメックス東急バスでは、日本国行政機関やJICAなどの技術協力を受け、お客さまの利便性向上ならびに増収施策の他、今までバスに乗車する経験が少なかった地域住民や学生向けにさまざまな施策を実施している。【利便性向上施策】2014年12月.新都市フリーパスのICカード化実証実験開始.2017年 5月.一般利用者向けIC定期券の発売開始.2017年 6月.パーク&ライド開業(第一弾:ベカメックスタワー前) 2017年10月.パーク&ライド開業(第二弾:レティチュン).2018年 3月.パーク&ライド開業(第三弾:ビンズン図書館前).※現地におけるパーク&ライドとは:バス利用者がバス停近隣の駐車場に バイクを駐車し、その場から目的地まで路線バスへ乗り換えてもらい、 バイク駐車料金を割り引くサービス。名 称.所在地..事業内容.自動車運送業・旅客輸送資本金.400億ベトナムドン設立年月日.2014年2月14日出 資.従業員数... .車両数.BECAMEX.TOKYU.BUS.Co.,.Ltd..(ベカメックス東急バス有限会社)349,.Vo.Van.Tan.Street,.Hoa.Phu.Ward,.Thu.Dau.Mot.City,Binh..Duong.Province,.Vietnamベカメックス東急有限会社 100%80名・ベトナム人スタッフ76名(管理部スタッフ9名、運輸部1名、運行管理スタッフ15名、メンテナンススタッフ6名、ドライバー45名).・日本人スタッフ4名(赴任者3名、現地採用1名)27両(CNG車両20両、ディーゼル車両7両)〈日本国国土交通省調査事業〉〈日本国JICA技術協力でシステム納入〉〈JICA技術協力〉〈JICA技術協力〉〈JICA技術協力〉「KAZE.SHUTTLE」本格開業出発式●ベカメックス東急バス 会社概要(2022年1月31日現在)●COLUMN  東京急行電鉄(現.東急(株))がベトナム・ビンズン省の新都市にて進めている面的まちづくり「Tokyu Binh Duong.Garden.City」プロジェクトにおける交通インフラ整備のため、2014年2月にベカメックス東急(有)の100%子会社としてベカメックス東急バス(有)が設立され、当社から5名が東京急行電鉄へ出向し、現地へ赴任。5名の兼務者とともに現地ベトナムでのバス運行を実現した。ベトナムにおけるバス事業の展開

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る