東急バス 20周年記念誌
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2001~2011年の動き空港アクセスバス・近距離高速路線の拡充 国内線・国外線それぞれの航空旅客の増加に伴い,当社設立以降に運行開始した羽田空港・成田空港アクセスバスなどの推移と現況を紹介する。 1998(平成10)年から2002(平成14)年までに,羽田空港へのアクセスバスをたまプラーザ駅,新百合ヶ丘駅,渋谷駅(渋谷マークシティ)の3拠点から運行開始し,いずれも好評で当社の乗合事業における高収益事業に成長した。そのため当社エリアにおける空白地帯を埋めるべく,以下のスケジュールで羽田空港アクセスバスをそれぞれ開業した。◦日吉羽田空港線(日吉駅東口~羽田空港間)2004(平成16)年4月16日運行開始~2009(平成21)年11月30日運行終了運賃:1,000円,所要時分:50分◦港北ニュータウン羽田空港線(センター南駅・センター北駅~羽田空港間)2007(平成19)年7月12日運行開始運賃:1,000円,所要時分:50~60分◦二子玉川羽田空港線(二子玉川駅~羽田空港間)2009(平成21)年4月24日運行開始運賃:1,100円,所要時分:50~70分◦武蔵小杉羽田空港線(武蔵小杉駅横須賀線口・田園調布本町~羽田空港間)2011(平成23)年3月16日運行開始運賃:武蔵小杉900円,田園調布本町800円,所要時分:60~70分 羽田空港の空港機能改善と騒音対策を目的とした沖合展開事業により,2004年12月1日に第2旅客ターミナルを供用開始し,第1ターミナルはJAL系列,第2ターミナルはANA系列に分けられた。これにより当社を含むアクセスバスは,両ターミナルを経由する形に変更され,同時に残席管理システムが導入された。 また,空港の再拡張事業として,国際線定期便就航と24時間化を視野に新国際線ターミナルの建設が進み,2010年10月21日に供用開始となった。 これに合わせて当社のアクセスバスはすべて新国際線ターミナルへ延伸することとし,早朝・深夜時間帯では増便のほか,国際線ターミナル~各発地間の直行便を設定,362000年に運行開始し堅調な成績を誇るたまプラーザ羽田空港線.羽田空港第1旅客ターミナルを発車する2009年4月24日に運行開始した二子玉川羽田空港線.弦巻営業所における出発式で右下:羽田空港アクセスバスの各路線は2010年10月21日,同日から供用が開始された新国際線ターミナルに乗り入れた.下:2007年7月12日から運行開始した港北ニュータウン羽田空港線の出発式1. 羽田空港アクセスバスの取り組み2. 羽田空港国内線第2旅客ターミナル・国際線ターミナルの供用開始

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