東急バス 20周年記念誌
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2001~2011年の動き環境マネジメントシステムの展開 東急グループの﹁自然環境との融和をめざした経営を行う﹂という経営理念に基づき,当社では2002(平成14)年8月より,本社および東山田営業所・工場,川崎営業所(2010=平成22年9月廃止)の3事業所を﹁エコアクション21﹂(事業者が環境保全活動に自主的・効率的に取り組んでいくために環境省がそのガイドラインとして策定した環境活動評価プログラム)に登録,当該事業所を中心に省エネルギーや廃棄物の削減に取り組んできた。 2005(平成17)年3月にはすべての営業所で﹁グリーン経営認証﹂(国土交通省所管の外郭団体である交通エコロジー・モビリティ財団が認証機関となって,エコドライブや低公害車の導入など一定のレベル以上の環境への取り組みを行っている運輸事業者を評価する認証登録制度)を取得,エコドライブをはじめとした環境保全活動への取り組みを積極的に推進してきた。その後,環境経営の効率化を図るために認証登録をグリーン経営に一本化,2011(平成23)年3月には本社も同認証を取得したことで全社的な環境マネジメントシステムが構築された。 グリーン経営は定期的な審査を受けたうえで認証登録が更新されるので,グリーン経営推進マニュアルに基づき,以下6項目の環境に配慮した取り組みを継続的に実施している。(1)環境保全のための仕組み・体制の整備(2)エコドライブの実施(3)低公害車の導入(4)自動車の点検・整備(5)廃棄物の適正処理およびリサイクルの推進(6)管理部門(事務所)における環境保全の推進 とりわけ,エコドライブについては,燃費の向上による燃料使用量の節減に伴い,二酸化炭素など温室効果ガスの排出量を削減するとともに,燃料費のコストダウンにもつながるなどその効果が大きいことから,1年に2回,強化運動を展開して全社的に取り組んでいる。23コンプライアンス会議コンプライアンス推 進 課〈本社〉環境保全推進責任者【コンプライアンス推進課長】取締役社長環境保全管理統括責任者【総務部担当取締役】環境保全管理責任者【総務部長】運行管理課〈営業所〉エコドライブ推進責任者【運行管理者】グリーン経営認証のマーク﹁本社部門(大橋東急ビル)環境行動計画﹂が﹁第6回環境レポート大賞﹂(環境省ほか後援)の行動計画部門で優秀賞に選出された.2003年1月17日,東京・大手町のJAホールで環境大臣出席のもと表彰式が行われ,今村取締役総務部長(当時)に表彰状が授与された 環境保全推進責任者【営業所長・工場長】点検整備・廃棄物処理責任者東急バス株式会社環境保全活動推進体制車両課【整備管理者】1. 環境マネジメント2. 環境保全活動への取り組み

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